Illustratorでの段落パネルには
[左インデント]と[右インデント]がありますが
その他に[一行目左インデント]があります。
一行目左インデントと聞くと
行の一番上だけが右に向かって移動していきそうですが
左インデントと同じように全ての行が右に移動してしまう事があります。
通常のテキスト
一行目左インデントをした時のテキスト
しかし、改行が正しくされていると
きちんと一行目左インデントを実行した時
一行目だけが右に移動します。
どういう事かというと
テキストを改行する際、「Enter」で改行してしまいがちですが
実はそれは改行ではなく段落の終わりになります。
その為段落の終わりが連続している場合は
全部の行が段落の始まりになってしまい
一行目左インデントをした時に全部の行が右に移動してしまいます。
改行するためには「Shift+Enter」をします。
見た目は変わらないですが
「Shift+Enter」した改行は段落の終わりではないので
二行目からは上の行の続きになり
一行目左インデントをしても右に移動しません。
ちなみに、パッと見では見分けがつかない改行と段落ですが
視認出来るようにする事が出来ます。
[書式]→[制御文字を表示]をクリックします。
段落の終わりにはPを逆向きにしたようなマークがつき
改行には矢印マークがつき
改行なのか段落の終わりなのかが視認出来るようになります。
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