茶掛について

十数年前から市内の旅行会や集会でご一緒させて頂いている方から
茶道を嗜んでいるのならと掛軸を頂戴しました。

難しい漢字でほとんど読めなかったのですが
自分なりに調べてみました。

(矢印の方向に読みます)

(右から)
是非
毎向
静中
見悔
吝多
從動
處生

龍峯

(読み)
是非は常に静中に向いて見ん
(ぜひはつねにせいちゅうにむかいてみん)
悔吝は多く動処に従って生ず
(かいりんはおおくどうしょにしたがってしょうず)

(訳)
善いか悪いかの判断は
心静かにしていれば自然に表れてくる
悔い恨む気持ちは心が落ち着かない状態から生じるものである

静と動についての書だと分かりました。
常に平常心でいることが
道に迷わず生きられる。
それは精神面を鍛えることが大事だとわかりましたが
なかなか大変なことです。
茶掛でよく目にする「平常心是道」につながりました。

長い人生、道に迷った時
楽な方と大変な方だったら
大変な方を選んだら間違いがないと聞いたことがあります。
平常心を持ち笑顔で大変な方を
選べる人間でありたいと
そう思う今日この頃です。
もっと早く気が付けばよかったなぁ

茶花とともに掛軸を飾りました。
 


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コメント

  1. 石橋 満千代 より:

    いつも興味深く拝見しています。今回も難しい茶掛けを易しく解説して下さり、ふむふむなるほど・・・と 分かったふりをして見ても 禅語の境地とは程遠い私です。でも、頑張ります!