5月5日、月釜、しおん会(千葉市誉田 茶の湯の里にて)の2席目です。
裏千家の家元好み咄々の間で、元号が令和になり、
はじめての茶席にふさわしく
伊川院法眼筆による富士の掛け物の前で頂く一服は格別のものでした。
お席待ちの先生の楽しいお話が笑いを誘い
緊張が和らぎ心地よいひとときを過ごさせていただきました。
特に茶杓の説明は一同興味深く聞き入っておりました。
実竹とは真竹の地下茎(根っこ)が障害物により
地上に伸びでたもので肉厚で中は小さな穴があるだけで
深い樋(竹にある溝のようなもの)があります。
深い樋があるために実竹で茶杓を作ると
抹茶がすくいやすいという説明でした。
竹について興味が湧いたところで竹について少し調べました。
竹の種類は、細い女竹を含むと約600種類余りあるそうです。
孟宗竹
真竹
黒竹
白竹 (切った青竹が古くなったもの)
しぼ竹 (たてにしわのよった竹)
虎竹 (虎の模様の竹)
亀甲竹 (節と節の間が亀の甲羅のような竹)
胡麻竹 (立ち枯れた竹にバクテリアがつき黒いゴマのような斑点のある竹)
染竹(しみ、そめ) (竹と竹が擦れてキズついて模様が出来た竹)
煤竹 (煤で汚れた竹) 等々
軸 伊川院法眼筆 富士の絵
(狩野栄信(かのうながのぶ) 江戸後期の絵師 近世狩野派の名手)
お菓子は鯛の焼き菓子
残念ながら食べてしまい写真がありませんが
とっても美味しかったです。
帰りの際には手作りの草履止めを
お土産に頂き
一つ一つ心を込められたと思うと感激です。
何年か前に先生から頂いて
いまでも大切にとってある
はまぐりの飾り物ご紹介致します。
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