渋谷区立松濤美術館美術館において
兵庫県の頴川美術館所蔵の名品
135点が展示されました。
安土桃山時代の陶工、楽焼の初代長次郎の茶碗(銘無一物)と
織部・信長らが所持していたと伝わる肩衝茶入れ(銘勢髙)
他多数展示されていました。
ガラス越しではありますが
信長とともに
火中に散ったと思われていた茶道具の名品が
目の前にあるという奇跡に感動しました。
四百数十年もの間、代々に渡り
様々に焼かれそれぞれの代の焼物の特色を出してきた楽焼だが
初代長次郎口づくりの薄さやほぼ歪みのない端正な形の
茶碗 無一物はやはり素晴らしかったです。
その茶碗に残る焦げた痕のような灰色の汚れに
何百年もの生命力を感じました。
松濤美術館美術館を後にして
根津美術館まで足を伸ばしました。
(一駅の移動です。)
尾形光淋の国宝 燕子花屏風 群鶴図屏風 等の
展示がありました。
作品の迫力に圧倒され
しばし時が止まった気がしました。
お庭の燕子花も見頃だということで散策も楽しみ
閑中庵牛部屋でお抹茶を頂きました。
入口付近とお庭の写真を撮りましたが
雰囲気がお楽しみ頂けるかちょっと心配です!
◆スポンサードリンク