日本橋三越本店のギャラリーで
千家十職の軌跡展が行われていたので
9月の11日に行ってきました。
翌日が9月12日で最終ということもあり
大変混み合っていました。
表千家 裏千家 武者小路千家と
千利休から約400以上も続く千家好みの茶道具を
制作する十職さんの名品や代表作が一堂に展示されていました。
千家十職さんが創り出した日本の美の真髄を
目の当たりにし、言葉だけでは言い尽くせないものがありました。
入り口にはそれぞれ家元や関係者からの胡蝶蘭がズラリとならび
入ってすぐに私の学ぶ表千家の家元の挨拶文がありました。
印象に残った言葉は
「表千家には書いたものは残っていません
茶道の教えとは目に伝え耳に伝えて一筆もなし」という言葉です。
すぐにメモを取ってしまう私には耳が痛い話でした。
茶道というものは緊張感を持って
目で見て耳で聞いて身体で覚えて
繰り返し積み重ねて習得するものだといま更ですが実感しました。
ただ残念な事は今は千家十職ではなく
八職となり指物師と金物師が空席となっていました。
一日も早く十職さんが揃う事をお祈りしています。
◆十職紹介
永樂家 (土風炉・焼物師)
樂家 (樂焼 茶碗師)
大西家 (釜師)
飛来家 (一閑張細工師)
土田家 (袋師)
中村家 (塗師)
黒田家 (竹細工・柄杓師)
奥村家 (表具師)
駒沢家 (指物師)
中川家 (金物師)
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