湯の里のお茶会

千葉市誉田にある茶の湯の里のお茶会に行って来ました。
表千家と裏千家と二席ありました。
私が学ぶ流派と同じということで表千家のお席を紹介したいと思います。

写真が無いのでこの感動をどこまで伝えられるか心配です。

掛物は立花大亀さんの筆「花開万国春」
桜の花の咲き誇る季節にぴったりでした。

床には寿老人の置物。

花は昔農家の庭先で見かけたことのある懐かしい背負籠に
紅白の桃の花があふれんばかり!
床の間の右下に置かれていました。

水指は大口水指、而妙斎家元の花押に
ミル貝の蒔絵と大変立派なものでした。

茶器は「まげ」朱色のカメの漆絵が斬新です。

茶杓はサクラの木製。

釜は釣釜。釜の形は四角で蓋のつまみはカキタテカン。
カンの元にはカエルさん。
青竹三本を上部で組み
鎖で釣ってありました。
最後に柄杓を青竹三本のうちの一本の小枝を利用して
その小枝に飾られていました。
すばらしいアイディア。

炉縁は黒柿。

建水と蓋置は赤膚焼で槍の鞘。
蓋置は土鈴で建水とセット。
色はグレーで奈良絵の可愛いものでした。

茶碗は堤焼(仙台)
替の茶碗は金の亀さんの絵がぐるりと一回り。
京焼でしょうか?

お菓子は木製の菓子器に白いうさぎのマシュマロ
南天の葉が敷かれていました。

おみやげにラッピングしたうさぎのマシュマロ。
心配りに感動!!
黄味餡が入っていてとても美味でした。

今回は写真がないので自宅にて
頂いたおみやげを南天の葉に乗せてみました。
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うさぎ・亀・カエルと童話の世界に入ってしまったようなひとときで
先生のユーモアあふれる話術に時の経つのを忘れ
楽しませていただきました。

利休さんの「守破離」という言葉が頭に浮かび
何事もしっかりとした基礎があればこそ成り立つものだと
勉強になりました。


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