千葉市誉田にある「茶の湯の里」の月釜に行ってきました。
(毎月第一日曜日はお茶会が催されています。)
表千家と裏千家と二席紹介したいと思います。
両先生のご好意で写真を撮らせて頂きました。
◆表千家 茶席紹介
掛物 竹有上下節 而妙斎筆
なんとせっかく写真のお許しを頂いたのに
半分しか撮れていませんでした。
本当に残念なので掛け物の文言について少々勉強してみました。
(竹有上下節について)
松無古今色 竹有上下節 梅自発清香
という文言の一節で
松はその翠を古今に変わりなく保ち
平等の意味で竹は上下の節が有り
はっきり上下の区別があるという事を意味しています。
昔も今も変わらず緑の葉である平等と
上下がはっきりとして区別や差別といった相反する対句となっています。
そして、松竹梅となるように梅の一節(いっせつ)が入ったようです。
茶道の掛物とはなかなか一言でのわかりやすい説明というわけにはいかず
十人十色で人それぞれが感じとるもので
心で読み解く茶席の禅語だとわかった次第です。
花入と花
手付のかごに何種類もの花(糸すすき、ほたるなでしこ、げんぺい、あずまぎく 等々)が楚々と
生けられ優しい雰囲気が漂っていました。
香合 独楽 紙釜敷 シキテ
棚 長板爪紅 (真塗り)
風炉先 腰風炉先屏風 裏面は引き船(宗完好み)
釜 朝鮮風炉
水指 九谷焼の祥瑞手
茶碗 赤楽 (14代 覚入)
茶器 あやめ 蒔絵
茶杓 煤竹
たばこ盆
四隅に蒔絵がほどこされたセンスの良いものでした。
お菓子 紫のあじさい
あっという間に時が流れてしまいました。
又、機会があったら是非お邪魔したいでお席です。
やさしさに触れ、癒やしのひとときをありがとうございました。
※裏千家の記事に続きます。
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